月別アーカイブ: 2016年 6月

園芸相談Q&A「ラベンダーの花穂刈り」

Q87 ラベンダーの花が終わった後はどうすれば良いですか?

A87 ラベンダーは、シソ科のラバンデュラ属の常緑性低木です。
ポット苗で販売されている姿を見ると多年草のイメージを持たれるかもしれませんが、環境が合えば何年も楽しむ事が出来ます。

但し、ラベンダーの好む気候は原産国である地中海沿岸を始め比較的乾燥した地域が多く、日本の高温多湿は非常に苦手です。
特に花を咲かせ体力を使い果たした後に来る日本の夏はラベンダーにとって非常に過酷な季節となります。

そんなラベンダーですが、比較的耐暑性があると言われるストエカス系やデンタータ系
香りを楽しめるラバンディン系も花穂刈りや透かし剪定を行わなければ蒸れから枯死する事が多くなります。

今回は、人気のグロッソ(ラバンディン系)で簡単にご説明します。
グロッソの花穂は、ドライやサシェ(匂い袋)に利用出来ますので先ず花穂をカットしていきます。
その後、比較的コンパクトになった所でカットした部分の下にある花芽でなく葉芽の上で切ります。
樹形が乱れていない株の場合、この切り方でコンパクトになります。
更に風通しを良くする為に地際の枝や細い枝を付け根から切り、透かしを行います。
上から見て強く重なっている箇所の枝を透かし、下部の枝葉に残る枯葉など優しく除去して行きます。
最後に地際の落ち葉除去や地表を整え完成です。

いずれにしてもラベンダーは蒸れに非常に弱い反面、葉に細かな毛があり湿気を受けてしまいます。
夏は水やり頻度も上がりますが、日中に葉水のように与えると蒸れの原因となるので注意が必要です。

ストエカス系アボンビュー ストエカス系アボンビュー

デンタータ系デンタータ デンタータ系デンタータ

ラバンディン系グロッソ ラバンディン系グロッソ

着手前 着手前

ドライなどクラフト用に花穂をカット ドライなどクラフト用に花穂をカット

完了 完了

刈込・透かし 刈込・透かし

風通しがポイントです。 風通しがポイントです。