月別アーカイブ: 2015年 3月

園芸相談Q&A 『あれもバラ科? これもバラ科!?』

Q.71  サクラ並木を見ると、サクラだなぁとわかりますが、花びんに入った切り花など、単体で見ると、サクラなのか何なのか、ちっともわからなくなります。植物の名前を覚えるポイントは何かありますか?

A.71  そうですね、植物はたくさんの種類がありますので、普段植物に接する機会が少ないと、どれも同じに見えてきて、なんだかよくわからないものです。
でも、少しずつでもわかるようになりたいな~ぁという気持ちを、もし今お持ちであるようでしたら、今年のこの春からは、バラ科の仲間を覚えてみてはいかがでしょうか。
サクラはよくご存じのようですが、実はこのサクラ、バラ科なんですよ。えっ、バラと似ても似つかず、余計に疑問・・・とお思いのことでしょう。
花屋さんで売られているバラや公園などに植えられているバラのほとんどは、品種改良されたものなので似てないのですが、自生するノバラなどを見るとサクラにとってもよく似ていますよ。
バラ科の仲間は、5枚の花弁を持つことや、食べれる実を付けることが特徴の一つです。実のなるものとしては、ウメにアンズ、スモモにリンゴにカリンに、そしてイチゴもバラ科の仲間です。その他、公園や街角でよく見かけるバラ科の仲間としては、ボケにユキヤナギ、シャリンバイにシモツケにコデマリ、ヤマブキなどがあげられます。
植物を覚えるポイントは、まずは植物を知るきっかけ作りかと思います。何もきっかけがないわ・・・というのであれば、ウメ、サクラ、バラといったポピュラーな仲間を持つ「バラ科」からスタートして覚えていってみてはと思います。バラ科の仲間の多くは、今から初夏にかけて次々と開花しますので、まずは今すぐ、ご近所をぶらりと一周して、「バラ科」の仲間を探して、よ~く観察してみてくださいね☆ 
「これ、バラ科かなぁ~???」 ・・・そんな疑問の一つ一つが、いろんな植物をつなげて、自然と覚えていくことでしょう。

サクラはバラ科 サクラはバラ科

ウメ ウメ

ボケ ボケ

ユキヤナギ ユキヤナギ

カリン カリン

シモツケ シモツケ

バラ バラ

ソメイヨシノが一斉に枯れるという「都市伝説」はホント?

 ソメイヨシノが誕生したのは江戸末期、江戸染井の植木屋が「染井吉野」を売り出したとされています。このソメイヨシノ、種をつくることが稀で、運よくできた種を蒔いてもソメイヨシノと同じ性質の木にならないため、すべて取り木や接ぎ木で育てられてきました。なので「すべてのソメイヨシノはクローン=一斉に寿命が突きて枯れる」という都市伝説が誕生したようです。ちなみに日本最古のソメイヨシノとされているのは青森県弘前公園にある1882年(明治15年)に寄贈された木で、弘前公園には樹齢100年を越すソメイヨシノが何本もあるそうです。
 「花」と言えばサクラをいうようになったのは平安時代ごろ。上流社会で楽しまれていた「花見」が、江戸時代になると庶民の間にも浸透し、各地に花の名所ができていきました。桜の園芸品種は200種以上あります。今年のお花見の時には、貴方の好みの桜を見つけてみませんか?

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