月別アーカイブ: 2015年 1月

冬に花が咲く果樹 「ビワ」

5月頃になると店頭で並び始めるオレンジ色の果実、ビワ。
東アジアの亜熱帯から温帯南部に原生しています。

日本で多く栽培されている品種は「茂木」、「長崎早生」、「田中」です。東谷山フルーツパークでもこれらの品種が栽培されています。

ビワは、ナシやリンゴと同じバラ科の果樹ですが、開花時期はほかの果樹とは異なります。ナシやリンゴは4月~5月の春に咲き、開花期間は2週間程度ですが、ビワは11月~2月と冬の間、長期にわたって開花します。
1花房あたり50程度の花をつけ、ときには200を超えることもあります。

ビワは冬期に開花・結実するため、寒い地域では花や幼果が寒害を受けやすい特徴があります。蕾は-7℃で、花は-5℃、幼果は-3℃の低温にあたると被害を受けます。
1花房に多くの蕾を持ち、長期にわたり花を咲かせ続けることで、寒害の影響を受けにくくしています。

とはいえ、1花房あたり50以上もの花を咲かせ続け、幼果を多くつけさせると、収穫する果実が小さくなってしまいます。
そのため、花が咲き始める10月下旬~11月に摘蕾(てきらい)という、蕾の数を減らす作業を行います。また、3月には小さすぎるものや傷がついている実を摘み取ります。1花房あたり、茂木や長崎早生は3~5果、田中などの大果種は1~3果残すようにします。

ビワ(花) ビワ(花)

ビワ (幼果) ビワ (幼果)

ビワ (実) ビワ (実)