月別アーカイブ: 2013年 11月

園芸相談Q&A 「初冬のお手入れ」

Q.50 初冬のお花のお手入れについて。

A.50  気温変化が大きくなる11月~12月は何かとお手入れに注意が必要な時期となります。
冬のお花や秋に植えた球根などは、水をやり過ぎると根腐れを起こしやすい時期ですので注意が必要です。可愛がり過ぎに注意です。
土の状況を見ながら乾き気味に管理するのが良いでしょう。基本的に宿根草は表面の土が良く乾いたら、一年草は乾き始めたら水をあげて下さい。
追肥などに関しては、冬花のクリスマスローズ、シクラメンや、これから植付けを考えられていると思われるパンジーやビオラなどは、冬期に生育・開花しますので地植えの場合は緩効性肥料(N:P:K=10:10:10)が管理し易いでしょう。
お花が長いパンジーやビオラは、花がら摘みを行いながら1ヶ月に1度程度追肥を行えば春まで楽しむ事が出来ます。
鉢植えや、まめにお手入れが出来る方は液体肥料(N:P:K=6:10:5)を10~2週間程度を目安に与えてあげるのもお勧めです。

これからの時期、元気なお花を見るとホッとしますよね。

クリスマスローズ クリスマスローズ

園芸相談Q&A 「何で落ちないの?」

Q.49 緑化センターにあるこのプラタナスの実、いつ訪れて見てみても落ちてきてませんが、これはわざと枝にくっつけてあるのですか?

A.49 よく気づきましたね。そうなんです、この実はもう3年も落ちていませんよ。枝と実の間を見てください、ボンドなどでくっつけてないでしょ。
では何で落ちないのでしょう?これは、この枝が、ずっとこの室内にいたためなんです。外にあるプラタナスは、風の影響を受けてブラブラ揺れることで、軸の繊維がだんだんと切れて落ちていきます。その点、この緑化センターに3年もあるこの枝は、室内にあるため、風の影響を受けていません。だから今でも落ちてこないのですね。自然の業をうまく利用した外にあるプラタナスの実は、来春までには徐々に落下します。実は落下の衝撃で割れて、フワフワの綿毛を付けた種をまき散らします。そして4月中旬、すぐに花が咲き、また新たな実を付けます。
プラタナスの実が何で落ちないのという疑問から、植物と自然のうまいバランス関係を知ることができましたね。こうした少しの疑問を持つことから、ふだんあまり気づかない植物のいろんなことを知るきっかけになりますので、どうぞこれからも、「何で?」という疑問をたくさん見つけてみてくださいね。

何で落ちないの? 何で落ちないの?

プラタナスの木(11月) プラタナスの木(11月)

実付きの様子(11月) 実付きの様子(11月)

園芸相談Q&A「この実はなんですか?」

48.近所の公園に遊びに出かけた子供が、こんな実を拾ってきました。何の木の実でしょうか。
A48今の時期、公園内で多く見かける木の実は、ブナ科植物の実でドングリと呼ばれているものの仲間だと思います。残念ながら、これはドングリの仲間ではなくて、サザンカ、チャなどと同じツバキ科のヤブツバキの実と思われます。身近なところにも生えており、葉が厚くてつやがあることから「アツバギ」とか「ツヤバギ」と言われているのが「ツバキ」の語源と言われています。本州の日本海側には本種より葉の厚さが薄く、雪の重さのために地面に這うように生育している「ユキツバキ」という本種の変種といわれます

ツバキ ツバキ