月別アーカイブ: 2013年 9月

園芸相談Q&A 「ヒガンバナについて」

Q.42 ヒガンバナについて教えて下さい。

A.42 ヒガンバナは、中国原産の植物で日本に渡来した時期ははっきりしません。日本では古来ヒガンバナの毒性を利用した獣除けなどで墓地に植えられていたとも言われ不吉な花として捉える傾向もありました。しかし園芸品種が多いヒガンバナの仲間は西洋では非常に人気があり、最近は日本でも庭先に植えられている事が多いです。また、日本のヒガンバナ(曼珠沙華)の造形美はアメリカでも人気があり「レッドスパイダーリリー」と言う名で親しまれているようです。
ヒガンバナの仲間の園芸総称として使われる「リコリス」はギリシャ神話の海の女神に由来し、欧米的でもあり東洋的でもある花の造形の美しさや神秘性などリコリスを愛でるのは万国共通のようです。

日本のヒガンバナは染色体が3倍体という構造になっており、種子を付ける事がないので球根にて株を増やしていきます。また中国のヒガンバナは2倍体という構造で種子をたくさん付けます。

「葉知らず、花知らず」とも言われ、突然何もない地面から花芽を伸ばし開花中は葉を見る事はありません。その後花期が終わると葉を伸ばし陽を浴び翌年の初夏まで球根に養分を蓄えます。真夏は休眠し秋のお彼岸の頃に再び開花します。手間が少なく丈夫に育つヒガンバナ(リコリス)は優れた観賞用の植物と言えます。

曼珠沙華と言う名前が似合うエキゾチックな花ですね。 曼珠沙華と言う名前が似合うエキゾチックな花ですね。

園芸相談Q&A ハギが咲きました!?

Q.41 いつのまにかハギのお花が庭に咲いていました。どうすればいいですか?

A.42 ムムム、お写真の様子からして、これはハギの木ではないですね。ハギとよく間違えられる「アレチヌスビトハギ」と言われる植物です。ハギと同じ頃に開花し、形もよく似ています。この植物、種は衣服などに非常によく引っ付きやすく、そしてはがれにくい構造になっています。ですので、お花はかわいいハギのようですが、非常に厄介がられる植物のひとつです。
おそらくこのお庭にも、どなたかの衣服や動物の毛について運ばれてきて、育ったものだと思われます。せっかく気に入っていただいた植物ですが、今後、どんどん増えてしまうと大変なことになりますので、できれば抜いてしまわれたほうが無難だと思いますよ。
盗人のように、こっそりあなたの服にも大量についてしまうその前に・・・。

 

これが普通のハギです。 これが普通のハギです。

これがアレチヌスビトハギです。 これがアレチヌスビトハギです。

厄介な種子 厄介な種子

園芸相談Q&A「よく見かけるつる性植物はなんですか」

Q.40 公園の中などで、低木などをおおっているこの植物の名前は何ですか。

A.40 このようにつるを伸ばして他の植物にからみついている「つる性の植物」は生長が旺盛で、つるを取り去っても根まで除くことができません。地下部分が残っているので、地上部を取っても何度でも芽を出します。他の植物に覆いかぶさってそれを枯らしてしまうので、「やぶ」をも枯らしてしまうということでヤブガラシ(ビンボウカズラとも)という名がついています。やっかいものの植物ですが、ハチや蝶にとっては大事な「蜜源」となっています。ヤブガラシの他につる性の植物には、ヒルガオ科のヒルガオ、アカネ科のヘクソカズラ、ガガイモ科のガガイモなどが公園内で見られます。

ヤブガラシ(蝶が蜜を吸いにきている) ヤブガラシ(蝶が蜜を吸いにきている)

ガガイモの花 ガガイモの花

環境デーなごや2013に出展

環境デーなごや2013 エンゼル広場で

“緑の相談所”ってなぁに?と、ワタ繰り体験!を行います。

ワタ繰り体験していただいたお客様にはワタをプレゼント!

               スタッフ一同お待ちしております。

♪日時 9月14日(土) 午前10:00~午後4:00

♪会場 久屋大通公園(エンゼル広場・久屋広場・光の広場)

園芸相談Q&A 「庭木(フヨウ)の害虫について」

Q.39 庭木(フヨウ)の毛虫について

A.39 質問者さまの観察から幼虫は、最初緑色で終齢が近づくと派手な色に変化するといった特徴からフタトガリコヤガと思われます。
この毛虫や成虫の蛾には毒性はなく大きくかぶれるなど人体への被害はほとんどありません。(念の為、お肌が敏感な方は直接触れないように注意して下さい)
アオイ科の植物、主にフヨウやムクゲ、オクラなどの葉を食害します。

この毛虫は、年に2回発生し、名古屋では主に7月頃から10月頃まで見掛けます。
丁度この時期に2回目の発生が見られます。

イラガやチャドクガのように毒性が強い毛虫ではなく、孵化間もない頃に群生する特性もなく、多発などもしません。
従って薬剤散布よりも捕殺にて駆除するが適切な毛虫と言えます。
フタトガリコヤガは、葉の上に居る事が多いので1匹1匹を箸などで除去するか手袋をつけ捕殺するのが良いでしょう。

また、フタトガリコヤガとは別にご家庭で庭木などに薬剤を使用する場合の注意点は、薬剤の適用範囲の確認や希釈倍率を守るのはもちろんですが
家庭での散布はつい撒き過ぎてしまう事もあり、益虫まで殺してしまう場合や噴霧器を使用した場合の対象外への飛散に注意してください。

※写真はスイフヨウについた終齢に近いフタトガリコヤガ

フタトガリコヤガ フタトガリコヤガ