月別アーカイブ: 2013年 6月

園芸相談Q&A サクランボの育て方

Q30.サクランボの‘佐藤錦’を育てているのですが、花が咲いても実がつきません。

 A30.サクランボは、アメリカンチェリーの一部品種などを除き、大半が自家不結実性が強く、一品種のみを育てていると結実しません。‘佐藤錦’を栽培しているのであれば‘ナポレオン’や‘高砂’などの別品種を花粉親として一緒に栽培して下さい。また、鉢植えの場合は、結実し、収穫近くなったら軒下に移動させ雨除けしてやると良いでしょう。苗を購入して植えつける適期は、春と秋です。剪定時期は冬季ですが、植え付けて4,5年は、混み合った枝の間引き程度で剪定は必要ありません。夏、7月ごろに整枝もできますが、その年に伸びた新梢の付け根の花芽をつけ、翌年開花、結実しますので切り詰めすぎないように気をつけてください。

園芸相談Q&A シンボルツリーを南国風にできますか?

Q.29  私は名古屋に住んでいます。近々北向きの玄関前を南国風にしたいと考えております。他の家であまりみたことがないデザインにしたくて、シンボルツリーとして、ソテツやガジュマルを植えたいのですが、植えても大丈夫ですか?

A.29 大変面白いアイディアで、思わず「ぜひともチャレンジしてみてください!」と言いたいところですが、ガジュマルは沖縄以南の植物で、まず名古屋の庭では育てることができないでしょう。ソテツは寒さに弱い植物ですが、近年の温暖化の影響もあり、名古屋の寒さくらいでしたら大丈夫。ただ、小苗から育ててみたいという希望からすると、シンボルツリーとなるには、何十年先になるかわかりません。現在のお庭の様子のお写真からすると、かなり大きな庭石が配置されていますね。お庭のバランスからして、かなり長い間チグハグな状態になるかと思います。
北側ということも気になりますので、石とのバランスも考えると、ナツツバキをシンボルツリーにされてはいかがでしょうか。南国風にもこだわるとすれば、イチゴノキやヤツデなんかをシンボルツリーの飾り木にしてみては。
ちなみに、鶴舞公園には大きな庭石にも負けない樹齢200年以上のソテツと、温室の中でやっと成長を可能としている樹齢約40年のガジュマルの木がありますので、参考までに実物をご覧いただけたらと思います。

ソテツ ソテツ

ガジュマル ガジュマル

園芸相談Q&A「肥料の与え方」

Q28.植物に与える肥料の施し方について教えてください

A.28樹木や草花など、それぞれが生長する過程で適切に肥料を与え、生育を助 けてやると立派な花が咲いたり、よい実をつけたりします。植物を育てる過程で次のような方法で肥料を与えます。
元肥(もとごえ、もとひ)樹木の苗木や草花を植えるときなど、前もって土の中に混ぜておく肥料のことで、その植物が生育するために、できるだけ長く効くことが必要で、緩効性肥料や遅効性肥料などを使用します。
追肥(ついひ、おいごえ) 生育期間の長い植物や生育旺盛な植物は、元肥だけでは肥料分が足りなくなることがあるので、生育に応じて肥料を追加して与え、これを追肥といいます。追肥には植物にすぐ効く液体肥料や速効肥料を与えます。また、それと同時に緩効性肥料も定期的に与えます。
芽だし肥えとお礼肥え 植物の芽だし時期に丈夫な葉が出るように与えるのが芽だし肥えといい、チッソ分の多い肥料を与えます。また、花が咲き終わったあとや、実を収穫したあと、植物の体力を回復するために与えるのがお礼肥えです。いずれも追肥の一種で速効性の肥料を与えます。
寒肥(かんごえ 冬、植物の生長が休止しているとき(12月中旬~2月中旬)に、来るべき生育に向けて施す肥料のことで、有機質肥料や遅効性肥料を与えます。
〇 速効性肥料 …… 液体肥料や一般の化成肥料で、水に溶けやすく、すぐに効く肥料ですが、持続性はありません。
〇 緩効性肥料 …… 施したときから効き始め、ゆっくり長く効果が続きます。錠剤のように固形化したり、表面を化学的処理をして徐々に溶けながら長期的に効果が続くものです。
〇 遅効性肥料 …… 施したときはすぐに肥効が現われず、時間がかって効果が現われるものです。未発酵の油かす、骨粉、魚粉などで元肥用や寒肥用に使います。