月別アーカイブ: 2013年 5月

園芸相談Q&A 「ハナショウブの系統とは?」

Q27. ハナショウブの○○系って何が違うのでしょうか?

A27. 数多くの品種があるハナショウブには大きく分け
「江戸系」「肥後系」「伊勢系」の3系統があり
他にはノハナショウブなどの原種や
長井古種と呼ばれる山形県長井市あやめ公園に保存されている種、またはその種に由来する品種や
古花と呼ばれる戦前まで作られた地域独特の種類、外国種などが多くの品種、系統があります。

戦後から現代に作られた「江戸系」「肥後系」「伊勢系」の系統の特徴は
大輪咲きで1輪が豪華な物が多い「肥後系」
肥後系ほど大輪咲きではないが受咲き、平咲き品種が多く群生させると美しさが際立つ「江戸系」
花弁が深く垂れ、男性的な「肥後系」に比べると女性的で繊細な美しさの「伊勢系」などが
現在の主流となっています。

ハナショウブはプランターや鉢植えやお庭でもアヤメ同様に育てる事が出来ます。
是非挑戦してみて下さい。

ハナショウブ ハナショウブ

園芸相談Q&A「シャクヤクの花後管理、植えつけ時期は?」

Q26. 鉢植えのシャクヤクは花が終わった後どのように管理したらよいですか?
庭に植えるとしたら、植えつけの適期はいつですか?
また、鉢のまま育てる場合は植替えが必要ですか?

A26. シャクヤクは花が散り始めたら花首のすぐ下で切り取ります。葉が今後の成長に大切ですので、切り花として楽しむ場合でも茎に葉を最低2、3枚は残すようにして下さい。
肥沃な土壌が好きで肥料を多く成長に使うので、花後はお礼肥を与えます。
乾燥を嫌いますので水遣りに注意しましょう。
また、地温があまり上がりすぎると生育しにくくなります。夏場は鉢植えの場合は一回り大きな鉢に鉢ごと入れて2重鉢にしたり、庭植えの場合は腐葉土や敷きワラでマルチングして地温の上昇を防いであげるのも良い方法です。
植えつけ、植替えの適期は、成長が落ち着く9月~10月ごろです。春に鉢植えを手に入れた場合でも秋まで待ちましょう。
植替えの頻度は、鉢植えは3年に1回、庭植えの場合でも4、5年に1回が目安です。
庭植えにする場合は日当たりが良く(西日は当たらない)、水はけの良い場所を深く耕し、堆肥や腐葉土を1株あたりに3~4g施し、根に直接肥料が触れないようにして植えつけます。
シャクヤクは冬に地上部が枯れますが、あまり乾燥するような場合は潅水を忘れないように注意して下さい。

シャクヤク シャクヤク

園芸相談Q&A 「ショウブとハナショウブは違うの?」

Q.25 ハナショウブのことをショウブと言っていたら、お友達から「ショウブは別の花よ。」と言われてしまいました。ショウブとハナショウブは違うのですか?

A.25 はい、違いますよ。ショウブのお花にはひらひらとした花弁はありません。根本付近に開花し、とっても地味なお花で、ほとんどの方は咲いていることに気づきません。というのも、ショウブは水辺で成長する植物で、その水際の場所によっては近づけないことが多いからです。
その点、ハナショウブのお花は豪華な花弁がついて、初夏を彩る代表的な花で、多くの方に愛されています。もともとの原生種、ノハナショウブを品種改良した園芸種が数多くあり、古く江戸時代から親しまれてきた花でもあります。お花の丈も高いのでとても目立ちます。ハナショウブの植えられている場所には、水が張ってあることが多いので、水辺に咲く花のイメージがあるかと思いますが、これは水を利用した、初夏の涼しさの演出のようなもの。実際は乾燥地以外の地でも育つ植物です。
ところで、そもそもショウブは「サトイモ科」で、「アヤメ科」のハナショウブとは全く種が違います。では何で、こんなややこしい、似たような名前になったかと言いますと、ショウブもハナショウブも葉がそっくり。主脈がくっきりあるところが似ているからだと言われています。ちなみに、ショウブの葉から根茎には芳香があり、端午の節句に菖蒲湯に入ることなど、古くからの利用がありますよ。葉っぱだけで比べるなら、匂いを確かめてみては。
植物の名前を覚える際には、お花だけにとどまらず、植物のその全体の姿をよ~く観察してみてくださいね

ショウブ ショウブ

ハナショウブ ハナショウブ

園芸相談Q&A 「グミの中で一番甘い種類は、どれですか?」

Q.24 グミの中で一番甘い種類は、どれですか

A.24 「グミ」の仲間は、日本では暖かい地域から寒い場所まで全国に自生しています。実は赤く熟すと食べることができます。「ナワシログミ」や「マルバグミ」のような常緑性のものと、「ナツグミ」や「アキグミ」ような落葉性のものとがあり、それぞれ花の咲く時期や実の熟す時期が異なります。なかでも、落葉性の「ナツグミ」が一番おいしく、その園芸種で実が大きいものは、「ダイオウグミ」とか「ビックリグミ」と言われ、今頃、花が咲いて6~7月頃に熟します。荒子川公園内では、日本庭園で今頃、常緑性の「ナワシログミ」の実を見ることができます。ところで「ナワシログミ」の実の味は、どうでしょうかね。

ダイオウグミの花 ダイオウグミの花

ナワシログミの実 ナワシログミの実